皆さん、ご安全に！本社総務の梶井です。

以前、グッチの店舗で開かれた熟練の職人技を披露するイベント「アルチザン コーナー」に、ご縁があって入場することができました。普段はイタリアで働く靴職人達が来店し製造工程を実演してくれました。写真は革靴の縫製の様子ですが、縫製を担当する職人は一日に作られる靴の数を34足までと決められているそうです。35足目は作っていけない理由が何か分かりますでしょうか。答えは品質を一定に保つためです。革を縫うのはとても力がいり、手が疲れるのも早いです。無理して力んで作り続ければ品質にバラつきが出てしまいま
す。その境界線が34足なのだそうです。最高の品質を保つために、長い歴史の中で生まれた独自のハンドメイド技術と品質管理の一端を感じることができました。製造業でもIoTの浸透やFA化が進む昨今ではありますが、歴史あるものづくりの技法に触れるのも新たな発見があって楽しいものですね！

本社 総務 梶井 久喜

「アルチザン コーナー」